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臨床精神医学 第52巻 第12号 (2023年12月号)
​特集:デジタル時代のメンタルヘルス

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 昨今は「デジタル時代」といわれ、巷ではデジタル機器が溢れかえっています。コロナパンデミックにより、社会も医学もますます「デジタル」に依存的にならざるを得ない状況に至っています。ポストパンデミックに移りつつある今、こうした社会、医学における「デジタル時代」をいかに前向きにメンタルヘルス、精神医学に活かしていくかは、大切な課題となってきています。
 本特集では「デジタル時代のメンタルヘルス」というテーマで、広くさまざまな立場の方に、メンタルヘルスにおけるこのタイムリーなテーマを多角的に議論していただくことを目指しました。本特集は、当事者を含めた産官学民の
マルチステークホルダーが国際的に協力しあい、構成されています。すべての人のための「デジタル時代のメンタルヘルス」は、医学的妥当性の厳格さを失わずに実現可能であろう、とする希望を伝えられるものであると考えています。

​『臨床精神医学』第52巻第12号(2023年12月号

 発行:株式会社アークメディア

<目次>

特集“デジタル時代のメンタルヘルス”

 

総 論 ……………………………………………………………… (ジョンズホプキンス大学)澤 明

データテクノロジーの利活用にあたっての科学的,医学的エビデンスとその活用

デジタルビッグデータの適切な利用促進に向けて─科学的,医学的エビデンス構築の重要性─

…………………………………………………………………(ジョンズホプキンス大学)石塚 公子・他

デジタルテクノロジー活用におけるエビデンス─心理社会的介入の観点から─

…………………………………………………………   (国立精神・神経医療研究センター)久我 弘典

デジタルフェノタイプを活用した精神症状定量化技術の開発 ………  (慶應義塾大学)岸本泰士郎・他

当事者がいかにアクセシビリティよく,データテクノロジーによる産物を享受できるようにするか:

アプリケーションの開発を含めて

「超」個別化iCBTの開発か…………………………………………………(京都大学)豊本 莉恵・他

メンタルヘルス領域へのICTの定着に向けて制作者が考えること

………………………………………………………………………(株式会社金子書房)金子 賢佑・他

アプリケーションを必要な人々へ─Accessibility for All の視点

…………………………………………………………………………国立看護大学校)本間 典子・他

「メンタルヘルステック」を取り巻く政策動向と当事者視点から考える今後の課題

……………………………………………………………………(日本医療政策機構)栗田 駿一郎・他

データテクノロジーの利活用:ビッグデータデータベース構築,医療システムとの関わりで

マイレジストリ(精神疾患レジストリ)の構築と利活用

………………………………………………………… (国立精神・神経医療研究センター)中込 和幸

パーキンソン病の臨床におけるデジタルテクノロジーの活用とデータベースの構築の現状

.…………………………………………………………………………… (順天堂大学)大山 彦光・他

公的統計からみたメンタルヘルス………………………… (国立社会保障・人口問題研究所)林 玲子

ヘルスケア・メディカルデータを活用したWell-beingの実現

─そのプラットフォームから精神神経領域への活用へ─

…………………………………………………………………(日本電信電話株式会社)工藤 晶子・他

データテクノロジーの利活用をいかにサポート,認可していくか:医療DXとの関わりを含めて

日本医療研究開発機構(AMED)の役割─精神疾患領域におけるデジタル技術活用を中心に─

…………………………………………………………………(日本医療研究開発機構)山田 悠至・他

医薬品医療機器総合機構の役割……………………………(ゆみのハートクリニック)方 眞美

日本における医療DXとメンタルヘルス領域での活用に向けて

………………………………………………………………………  (日本医療政策機構)滋野 界・他

 

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