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神戸医療産業都市(KBIC)での講演会

  • 澤 明
  • 3月5日
  • 読了時間: 2分

1月22日に東京で日本医療政策機構 (HGPI) での基調講演を行った後はすぐに大阪に移動でした。23日の朝に、我々のジョンズホプキンスにての発見に基づく創薬プロジェクトの会議があったのち、午後には神戸に移動となりました。阪神高速5号湾岸線からの眺めは大変よく、海と六甲山の対比も美しかったです。


1月23日の午後の仕事は、神戸医療産業都市(KBIC)での講演会でした。KBICは、1995年の震災後の復興とともに立ち上がり、多くの研究機関、医療機関、企業が集積しており、多様な専門性をもった人たちが活動しているそうです。神戸医療産業都市推進機構の理事長を務めておられる成宮周先生は、こうした多様な方々の交流促進はKBICの発展のために不可欠とお考えになり、KBIC FORUMを創設されました。そのKBIC FORUM ライフサイエンスセミナー第1回目として、講演するようにと仰せつかったのです。KBIC主催で、共催はシスメックス株式会社、神戸大学医学研究科、神戸市でした。

 

トークタイトルは「Multimodal, longitudinal study of psychotic disorders: homeostatic signaling to neural connectivity」で、前日のHGPIでの基調講演の内容を踏襲し、precision medicine in psychiatryについてお話ししました。HGPIの会ではより臨床の場と政策提言としてのゴールを念頭に置き、この神戸ではバイオマーカーの開拓、創薬や、病態メカニズムの解明をゴールに置いた話としました。precision medicine in psychiatryを足場にすれば、どの方向性にも合理的有機的に発展できることを多くの方にお伝えしたいと思っていました。さて神戸には、医生物学分野の優れた企業が存在しています。講演会の次の日の午前は、関連ある企業の方との会合もありました。そして午後には京都大学に顔を出して、新しく大学院生として我々の教室に参加を考えてくださっている方々との会議もしました。そして夜には再び神戸に戻って、さらに良き夜の会合がありました。

 

神戸は大変便利なところです。ポートアイランドのホテルをとればすぐに空港だし、次の日早朝の移動では、ホテルから東京の留守宅までドアトゥドアで3時間もかかりませんでした。ご縁があれば、神戸の方々ともっと仕事を広げていきたいと思った日々でした。


今日の写真は神戸とも大阪とも関係ないのですが、私が日本滞在中に撮った写真。

日本の山はしなやかで美しいです。前回は浅間山をご紹介しましたが、今日は群馬県赤城山の写真です。長い裾野が印象的ですよね。学生時代のスキー部の話をするなら、上越甲信越は練習にしばしば行くところで、関越自動車道の運転は毎週のようにしていました。そしていつも脇見運転が心配なほど、赤城山の美しさに見とれていました。今も全然かわらず素敵です。



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