top of page

社会に発信すること

  • 澤 明
  • 2020年6月4日
  • 読了時間: 2分

更新日:2023年1月3日



コロナのパンデミックで大変な日々ですが、それさえも吹き飛ばすような事件がおきました。


この事件は、白人警官が積極的な殺人の意図をもって黒人男性を公衆の面前で、仲間の警察官の協力をえて殺害したというものです。この背景には人種差別があるとされます。にもかかわらず、米国の大統領がこの行為をヒーローのように扱っているとさえも報道されるという事件です。大統領の位置付けについては間接的に聞く情報だけなので、僕としてはニュートラルな位置付けにしておきますが、いずれにしても米国社会はこの事件で大混乱になっています。21世紀になってもこうしたことがあり得る国が世界に存在することに僕は残念な思いを隠せません。また、もし起こってしまったにしても、それに対して最大の厳格さで対応し、社会における人権を大事にしていける力を十分に発揮できる社会でないことには驚愕の思いです。


ただ同じ思いの人々は多いと思われます。この事件に対しては米国の大学は非常に強い声明を出して、それを批判しています。また各学会も同じように強い批判声明を出しています。私がリーダーシップを持つ会もいくつかで出すことを決めました。米国は本当に思慮深い、丁寧なものの考え方のできる人々の多い国でもあります。ぜひ、良き未来を築きたいものです。


今日は短いメッセージにします。


この積極的な殺人意図をもって、それも公衆の面前で行われた、警察官がグルになって行った殺人について、皆さんはどう思われますか?






Comments


Commenting on this post isn't available anymore. Contact the site owner for more info.

© 京都大学大学院医学研究科 先端国際精神医学講座

bottom of page